ノアとアリー
2005年 08月 28日
きのう読んだ本。
『きみに読む物語』
(原題"The Notebook"著者ニコラス・スパークス)
素敵でした。。
去年くらいに映画にもなってたから
だいぶ前から知ってたんやけど、
やっと読めた(^-^)
よかったよ、深い深い愛のお話でした。
ほんとにきれいな物語。
昔恋した二人がもう一度出会って恋をしてっていうそれだけの話なんだけど、
美しい。。。ノアとアリーってのは二人の名前。
アリーを想うノアの気持ちに涙(:_;)強くて深くて。
そんで年取って老人になったアリーはアルツハイマー病にかかってしまう。
ノアも、もう自由に動ける体ではないけど、毎日、記憶を失くしたアリーに
昔の手紙を読んで聞かせる。そんなある時奇跡が起きるのです。。。
・・・って感じ。あーほんとに、しばらく物語に浸ってた。
いろいろ考えた。
「忘れる」ってことは、何よりもつらいなぁって。忘れることは消えるってことなんやろうなぁって思った。例えば誰かと遠く離れてしまっても、その人が覚えてる限り消えたりしない。その人の記憶の中に存在し続ける。
けど、忘れてしまったら。
どんなに近くにいても、隣にいても、心は離れてるんだよね。
目の前の人が誰だか分からないから。
アルツハイマーの話じゃなくても、
私たちは人生の中で、数え切れないくらいのたくさんの人に出会う。一緒に過ごした
すべての人をいつまでも覚えていたい。でも、忘れていくんだよね、人って。
切ないけど、なるべく、私の中から大切な人を消さないようにしていきたいと思う。
それから、ノアは、たぶん何度アリーに会っても彼女に惹かれて恋をしただろうなと思った。アリーも同じ。
もしそんな風に、何度出会ってもいつどこで出会っても何回でも恋に落ちるような人に出会えたら、すごい幸せなことやろうなぁって思う。
世の中の人って、どうなんやろう?人には、それぞれそういう相手がいるんかな、
だとしたら、
そういう人に出会る人ってのはどのくらいいるんやろう?
すべての人が、出会えればいいけど。
「一人の人をずーっと死ぬまで一番好きでいるなんて無理ムリ!」とか
思ってたけど、それもあるのかもしれんなーって思わせてくれる本でした。
おすすめです!!(>_<)
by mi-perro-rojo
| 2005-08-28 23:58
| 本